咬爪症(爪噛み症)

咬爪症(爪噛み症)について

爪を噛む癖のことです。小児に多く、思春期の頃にもっとも頻度が高くなります。爪を噛むことで爪が変形し、短くなります。
周囲の環境の変化などで生じることもありますが、特に原因もなく生じることもあります。爪噛み癖と知能、精神疾患とは無関係です。
爪噛み癖がひどいと爪に縦線、横線、色素沈着、白斑などを生じます。まれに骨髄炎(指の骨に細菌感染を起こし、骨が破壊される病気)を起こすこともあります。爪の変形は爪を噛まなくなれば自然に治りますが、変形が強いと噛むのをやめても元に戻らないことがあります。

 咬爪症の治療

癖として完全に定着している場合は治療が困難ですが、以下のような治療法があります。
爪にアクリル樹脂を装着し、人工爪を作成する方法が効果的です。人工爪は硬くて噛めないため、自然に噛み癖が治まります。当院では爪に人工爪を作成することで咬爪症の治療をしています。爪噛み癖を抑え、同時に爪を保護して変形を治します。この方法は健康保険の対象ではなく、自費診療になります。

爪を噛まないようにすれば治りますが、無意識に噛んでしまうことも多く、自分の意志だけで治すのはなかなか困難です。

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