アミロイド苔癬とは四肢、背中などに数mm程度の丘疹(ぶつぶつ)が多発する病気です。かゆみがあり、全体にざらざらした状態になります。
アミロイドと呼ばれるタンパク質が皮膚に沈着、蓄積して起こります。皮膚の炎症が長期間続くことでアミロイドが溜まり、このような症状を生じると考えられています。アミロイド苔癬の元になる皮膚の炎症としては湿疹、アトピー性皮膚炎、痒疹などがあります。
ステロイド外用薬が効果的ですが、完全に治るのには時間がかかります。ステロイド外用薬である程度かゆみが改善しても、ぶつぶつした状態はなかなか治りません。ステロイド外用薬の効果が不十分の場合は液体窒素療法が効果的です。
液体窒素療法とは液体窒素(空気中の窒素を液体状にしたもの。-200℃くらい)でアミロイド苔癬を凍結、破壊する治療法です。
ジメチルスルホキシドの外用療法も有効です。ジメチルスルホキシドとは有機溶媒の一種で、アミロイドを溶かす効果があります。ジメチルスルホキシドを外用することでアミロイドが消失し、アミロイド苔癬が改善することが知られています。
痒みが強い場合は抗アレルギー薬の内服も行います。
谷保駅前皮フ科
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