悪性腫瘍の疑いが低く、本人のご希望でほくろを切除する場合には、自費診療にて処置をいたします。
ほくろ切除の方法には、以下のようなものがあり、ほくろの出来ている場所や形状、大きさなどを考え合わせた上で選択します。
くり抜き法は医療用のパンチのような特殊な道具やメスを使ってほくろを円形にくり抜き、除去する方法です。
除去後は欠損した部分の組織が自然に盛り上がり、傷は塞がります。血流の多い部分、特に顔は皮膚の修復力が強いので、このくり抜き方が適しています。ほくろの大きさとしては、5~6mmのものを対象とします。
腕や背中、胸などの場所は比較的血流が少ないため、ここに出来たほくろ除去にくり抜き法を適用すると皮膚の修復が遅れ、傷がきれいに塞がらないケースがあります。
そのため、くり抜き法が適さない部分ではメスを使ってホクロを切除し、その後縫合して抜糸するという方法が選択されます。この場合、縫合するために、傷口が切除したほくろよりも大きくなることがあります。