やけどは日常生活において最もよく見られる外傷の一つです。
やかんやポットの湯、コーヒーやお茶、てんぷら油、またカップ麺の湯などによる高温の液体によるやけどが多く、ストーブやアイロンなどへの接触によるものがこれに続きます。
やけどをしたら、水道水などですぐに冷やすことが肝心です。
これにより熱による組織損傷が深くなることを防ぐだけでなく、受傷した部位の炎症を抑え、痛みを和らげることが出来ます。その場合、無理に衣服を脱がず、水道水などの流水を衣服の上から直接かけます。流水で冷やした後もアイスノンなどで1時間くらいは冷やすとよいでしょう。
やけど部分に薬以外のものを塗ると、かぶれや細菌感染を起こすことがありますので、自己判断で患部に油や薬などを塗らずに、すぐに受診してください。ティッシュなどをはると患部にくっついて処置が難しくなる場合がありますので、はらないでください。早めに適切な治療をすることで細菌感染などの合併症を防ぎ、やけどの痕を残りにくくできます。
やけどが広い範囲にわたる場合は、やけどをした部分の炎症によって血管内の水分が移動して減少し、循環障害から血圧低下を来たす場合があり、全身管理が必要になります。こうした場合は入院施設のある医療機関への受診が必要です。
谷保駅前皮フ科
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診療科目 |
一般皮膚科、小児皮膚科 |
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