水いぼ(伝染性軟属腫)

水いぼ(伝染性軟属腫)について

水いぼは、正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言い、伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚感染症です。

ウイルスが増殖してぶつぶつしたできものが生じる病気です。幼少児によく見られ、痒みをともなうこともあります。

特に乾燥肌やアトピー性皮膚炎のある患者さんに多く見られますが、その理由としては、乾燥肌やアトピー性皮膚炎があると、皮膚のバリア機能が低下するため、細かいキズからウイルスが入りやすいことと、痒みで引っ掻くことにより爪先からうつってしまうことなどが考えられます。

プールでよく感染しますが、水から感染するというよりも、皮膚の接触やビート板の共有が感染の原因となるようです。

 水いぼの治療について

水いぼは、専用のピンセットで一つずつつまんで内容物を除去することで治療します。
治療には少し痛みをともなうため、この痛みを軽くする目的で麻酔のテープ(ペンレステープ)を用います。麻酔のテープを使えばほとんど痛みがなく治療することができます。

当院では水いぼは少ないうちに治療することをおすすめしています。
水いぼは、いずれは自然に治癒するため、治療しなくてよいという考えもあります。 しかし、水いぼの周囲に痒みの強い湿疹が生じたり、とびひ(伝染性膿痂疹)を引き起こすこともあります。そのような場合はすぐに水いぼを治療すべきです。特にアトピー性皮膚炎の方では水いぼがあるとアトピー性皮膚炎が悪化しやすいため、治療をお勧めしています。また、水いぼを放置すると非常に大きな水いぼになってしまうこともあり、その場合は傷あとを残します。
また、自然に治るといっても治るまでに2~3年くらいかかることも多く、その間に水いぼが多発して他の人にも移してしまいます。学校や幼稚園、保育園などでは、水いぼがあるとプールに入れてもらえないことが多く、プールに入るために治療する必要もあります。

以上のことから、水いぼが少ないうちにつまみとって治療しておく事が大切です。

水いぼが体中に増えてしまうとつまみとるのが大変で、治療をしない医療機関もあるようです。当院では水いぼがたくさんあっても何回かに分けて治療しています。体中に水いぼが増えて困っている方や、他の医療機関でみてもらっているが治らない方もご相談下さい。

医院概要

谷保駅前皮フ科

住 所 〒186-0003
東京都国立市富士見台2-16-4

トーコービル 3F

 

電話番号

042-505-9837

最寄り駅

南武線「谷保」駅徒歩1分

診療科目

一般皮膚科、小児皮膚科

休診日

水曜・日曜・祝日
診 療 時 間

日/祝

10:00~13:00

15:00~18:00

土曜の午後も診療しています。
予約なしで受診可能です。当院を受診したことがある方は受付か電話で予約も可能です。

印刷ページを表示

初診受付サービス ページトップ

初診予約サービス

日帰り手術 粉瘤など 詳しくはコチラ

院内処方について 詳しくはコチラ

患者の気持ち 谷保駅前皮フ科