血管腫とは血管が増殖してできた良性の腫瘍(できもの)や血管の奇形を総称したものです。皮膚に生じ、赤色から青紫色になります。血管腫には以下のようなものがあります。
血管腫が生じる原因ははっきりしませんが、先天性(生まれつき)のものや後天性(生後に生じる)のものがあります。
最もありふれた血管腫です。若い人にも生じますが、加齢によって増加します。
生まれつき存在することがほとんどです。皮膚の一部で毛細血管が増殖、拡張することで生じます。
生後まもなくから生じ、盛り上がる血管腫です。多くは自然に消退します。
唇に生じる血管腫です。
小児、妊娠時、肝機能障害時などに出現する血管腫です。
血管腫の種類によって様々な治療方法があります。
液体窒素療法、手術、レーザー治療などが行われます。
良性のものとはっきりしていれば治療しないこともあります。