単純ヘルペスとは単純ヘルペスウイルスが皮膚に感染することで唇、口の中、陰部などに小さい水疱が生じる病気です。多くはチクチクとして痛みをともないます。
単純ヘルペスウイルスは一度皮膚の神経の中に入ると、体内からなくなることはありません。数ヶ月に1回~数年に1回程度ウイルスが神経で増殖、活性化し、皮膚に病変を作ります。
ウイルスが神経で増殖、活性化するきっかけは疲労、紫外線、ストレス、かぜ、発熱などが考えられていますが、不明のこともあります。
だいたいは見た目で診断できますが、水疱内容を染色し、ヘルペスウイルスによって変形した巨細胞を顕微鏡で確認する(ツァンク試験)ことで単純ヘルペスの診断が確定します。
水疱の中身を染色すると、ヘルペスウイルスによって巨大化した細胞が確認できます。
抗ウイルス薬の内服を行います。抗ウイルス薬を早期に内服することで早く治癒し、ヘルペスの再発を起こりにくくできます。単純ヘルペスが発症したら早めに受診して治療を受けましょう。
陰部ヘルペスの再発を頻繁に繰り返している場合には、抗ウイルス薬を継続して内服する治療法もあります。
あらかじめヘルペスの内服薬を処方したり、口唇ヘルペスに対して予防的に抗ウイルス薬を継続して内服する場合は自費診療になります。
谷保駅前皮フ科
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