亀頭包皮炎

亀頭包皮炎について

亀頭包皮炎とは陰茎や亀頭にかゆみや痛みが生じ、かさついたり液が出たりする病気です。

 亀頭包皮炎の原因

亀頭包皮炎は原因によって大きく3つに分かれます。

湿疹性:こすれたり、むれたりすることで生じる炎症です。
カンジダ性:カンジダ(カビの一種)が増殖して炎症を起こしたものです。抗生剤の内服、湿った環境などが原因になります。
細菌性:細菌が増殖して炎症を起こしたものです。垢がたまっていたり、細かい傷から生じます。

3つの区別は困難なこともあり、また合併していることもあります。カンジダ性であれば顕微鏡で検査するとカンジダが検出されます。細菌性では細菌培養検査で原因菌を確認します。

 亀頭包皮炎の治療

湿疹性の場合はステロイド外用薬が有効です。カンジダ性のものは抗真菌薬の外用で治療します。細菌性の亀頭包皮炎は抗生剤の外用、内服で治療します。
湿疹性、カンジダ性、細菌性の亀頭包皮炎が合併していることも多く、それぞれの治療を組み合わせて行うこともあります。

いずれの亀頭包皮炎でもいじったり、こすれたりすると悪化します。なるべく患部を安静にして、刺激を加えないようにして下さい。
湿疹性の亀頭包皮炎は他の人に感染することはありません。細菌性、カンジダ性の亀頭包皮炎は直接触れることで他の人に感染することがあります。

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