酒さは顔の毛細血管が広がって赤みが出て、いわゆる赤ら顔の状態になる病気です。肌が敏感になりほてり感も生じます。
悪化すると鼻、頬に丘疹(ブツブツ)を生じることもあります。
はっきりとした原因はわかっておらず、血管の機能異常や皮脂の分泌、代謝異常も関係していると考えられています。
酒さは人によって薬の効果が異なることが多く、必ず有効な薬が存在しない病気です。状態に応じて塗り薬、飲み薬(ビタミン剤、漢方薬など)などの中から適切な治療法を行います。
ステロイド外用薬を使うと一時的に改善しますが、その後必ず悪化します。ステロイド外用薬を使い続けると酒さ様皮膚炎というステロイド外用薬の副作用を生じるので、酒さに対してステロイド外用薬は使うべきではありません。
酒さは完全に治るには時間がかかり、いったん改善してもまた症状を繰り返すこともあります。
抗寄生虫薬の外用、免疫抑制剤の外用、抗菌薬の内服、漢方薬の内服などで加療します。症状は改善しますが、完全に治るには長い時間を要します。
谷保駅前皮フ科
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